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天台宗では『法華経』の五種法師行にもとづいて、経典の読誦も、経典を受け伝えていくことも、経典を解釈講演することも、経典を写すことも、大切な修行と考えています。
読誦には音読することも、黙読することも含まれますが、これらのどれをとっても、仏さまの教えを、のちのひとたち、他の多くのひとたちに伝えて、その救いの道をわかち与えることにつながっていることに、気がつかれることでしょう。
比叡山第四代の座主、慈覚大師円仁さまは、唐の国に渡って法を求められる直前、比叡山の北峯である横川に籠もって、写経三昧に明けくれられたそうです。石を墨に用い、草を筆につくって懸命に『法華経を』書写し、これを塔にまつって、末代のひとびとのために残されました。いまも、清烈な水の湧く写経に用いる如法水の井戸の上に、根本如法塔がそびえています。
比叡山の如法写経は、こうしてはじめられたのでした。(天台宗勤行経典から)
如法写経のはじまり

写 経 会
静寂の中でこころ落ち着くひとときを
■日時
毎月第1、第2土曜日の午前9時30分から
(場合によっては、当山の行事等で中止する日もありま
す。ホームページをご覧ください。)
■写経について
写経はもともと仏道修行をする上で書物が必要なことから、仏典を書写したことが始まりと言われています。一刀三礼して仏像を刻むとよく言われますが、仏典の書写も一字三礼して写経したと言われています。一心不乱に精神を集中して写経することは、そのことが仏道修行であり、自己の鍛錬になります。
この複雑な社会の中で、一字一字に思いを込めて無心になることは、自らを取り戻すことにつながります。
当山では、「一隅を照らす運動」の一環として、写経をを行っております。
常に10名位の人が自分の都合の良い時に参加されています。
写経を始めて、丁度3年になりますが、中にはほとんど毎回欠かさず参加されておられる方もおられます。また、毎回は参加できないが自宅で毎日の日課として写経をし、奉納される方もおられます。
約一時間弱の短い時間ですが、心静かなひとときを過していただくことができればと願っています。
写経が終わった後には、お茶とお菓子をいただくのも、心安らぐ和やかなひとときです。
■準備物
・筆(筆ペンや鉛筆等も可)をご持参下さい。
その他必要な物は当山で準備します。
■参加料
・無料
■その他
・遠方でお越しになれない方は、御連絡ください。写経作法と写経用紙をお送
りします。ご自宅で写経された後、当山までお納め下されば結構です。
〒520-3301
滋賀県甲賀市甲南町寺庄584 慈音院
TEL 0748-86-3011

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