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甲賀市指定文化財 建造物 昭和59年1月1日指定
湖国百景指定
木造二重桟瓦葺六角地蔵堂 江戸時代 天命八年(棟札写し)
甲南町の象徴的な建造物で、六角堂と呼ばれ広く親しまれているこの地蔵堂は、池田村の大工、中村喜惣治が棟梁となって腕をふるった建物で、天明8年(1788)の棟札の写しが残されている。要所には欅材を使用し、頂上に宝珠を置き、重層下り棟の先端には十二支の意匠をもつ瓦を配し、南側に向拝を設け正面としている。向拝柱の左右につきでた木鼻や柱上部の木組みなどに、時代の特徴をよく表している。六角堂は県下にわずか2棟が知られるのみで、類例の少ない貴重な遺構である。
この地蔵堂の本尊は、木造地蔵菩薩立像(極彩色)で、杣の六地蔵巡拝の第一番札所として、近郷の信仰を集めている。

毎年8月21日〜24日の地蔵盆には、近在の方々が初盆の供養に家族、親族揃って六地蔵に参詣されます。
杣之六躰地蔵
第一番 六角堂 慈音院(寺庄)
第二番 善願寺(新治)
第三番 地蔵堂(深川)
第四番 地蔵堂(牛飼)
第五番 円光寺(三大寺)
第六番 法泉寺(東内貴)
・巡礼は参詣される方のご都合で、どのお地蔵さんからお詣りされても結構
です。
・例年22日、23日の午前中は大変混雑しますので、これらの日や時間帯を
避けていただくと、ゆっくりお詣りいただくことができます。
杣之六体地蔵巡礼のご案内




地蔵盆に併せて行われる夏まつり
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